魅力的な都市として注目を集める福岡市とは?!

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福岡市は福岡県の西部に位置し、全国で6番目の人口を擁する福岡県の県庁所在地であり政令指定都市。

近年では多くの地方都市が人口減少で悩んでいる中、人口が増え続けている福岡市。イギリスのグローバル情報誌「モノクル(MONCLE)」が毎年公表している「世界で最も住みやすい25の都市ランキング」に2008年から毎年選出されており、世界でも注目されています。

今回はそんな注目をあびている都市「福岡」の魅力と歴史について紹介していきたいと思います。

まずは福岡の魅力を大きく2つに分けてみました。

福岡市の魅力その1:街のコンパクトさ!

福岡市の中心部といえば、1番の繁華街である「天神」と交通とビジネスの要の「博多」。この2カ所で必要なお買い物はほぼそろえる事ができます。また地下鉄や電車、高速バスなども充実しており、ここからどこへでも行けるんです。しかも福岡空港から地下鉄を使うことで博多までは約6分、天神までは約11分とアクセスが抜群。これは他の都市ではありえません。
また中心部から電車や車で30分ほど離れると山や海など自然にあふれています。中心部に住んでいてもストレスを開放できる場所がすごく近くに沢山あるんです。

福岡市の魅力その2:食べ物がおいしく安い!

自然に囲まれた福岡市では海鮮類も豊富で新鮮。全国的にとんこつラーメン、もつ鍋、水炊き以外にもたくさんのローカルフードがあふれています。焼き鳥やお刺身はかなりオススメ!焼き鳥についてくるキャベツはオカワリ可!お刺身食べる醤油が甘いと感じる方もいるかもですが、これぞ福岡!ってことで。他に食べて欲しい福岡の食べ物と言えば「うどん」。優しいお出汁で、柔らかいうどん。ゴウボウ天うどんや丸天うどんは福岡ならでは!福岡に来たならフランチャイズのお店ではなく、地元のお店でオススメ料理を食べてください!お値段安くて、味抜群です!

福岡人の「福岡愛」はこの2つの魅力が大きな要因。福岡に住んでみると離れられなくなっちゃいます。

次は少し福岡・博多の歴史について。
博多ラーメン、博多明太子、博多駅に博多弁など、福岡にまつわる物によくついてくるキーワドの「博多」。これには歴史が深ーく関係していたんです。

福岡市の歴史1:博多と福岡は双子都市?!

博多は博多湾に面する港町として千年以上の歴史を持ちます。中世には12人の大商人たちにより合議制で治められた自治都市となり、貿易都市として栄えました。戦国時代には戦国大名の争奪の対象となり、諸大名の侵略と破壊を受けましたが、豊臣秀吉の手で再び町人の自治都市として復興されました。
福岡の始まりは江戸時代初頭。博多の那珂川対岸にあった福崎という丘陵地に黒田長政が福岡城を築き、城と城下町を「福岡」と改めました。これが商人の町「博多」と城下町「福岡」の双子都市のスタートです。

福岡の歴史2:中洲は「博多」でも「福岡」でもなかった?!

歓楽街として有名な「中洲」。黒田長政が福岡城を築城した際に「博多」と「福岡」を繋ぐため、那珂川と博多川に挟まれた中の島(小さな陸地)に「中嶌橋」を架けたのが「中洲」のはじまりとされています。当時「博多」と「福岡」は自由に行き来することができませんでした。ただこの中洲だけは例外となったのです。「博多」と「福岡」のため歓楽街として発展。芝居・相撲・富籤などが行われ、茶屋なども集まっていたそうです。

福岡の歴史3:福岡市の誕生。

1876年、地域区分の再編により「博多」と「福岡」の双子都市は「福博」という地域区分とされました。また1878年には郡区町村編制法の施行により、福博が福岡区に改称され「博多」という自治体は消滅。1889年に市町村制度の施行に伴い「福岡市」となりました。当時は「博多市」にするという声や、再度「福岡」と「博多」を分離するといった声もあがっていたようですが、最終的には「福岡市」となり、同時期に「博多」地区で開発が進んでいた駅名を「博多駅」とすることになったそうです。

現在も注目を浴びている福岡市ですが、歴史を見てみると当時も色々な意味で注目を浴びていたようですね。歴史を辿ってみると、福岡にまつわる物が何故「博多」と呼ばれているのか納得です。博多の歴史と福岡の歴史、ダンゼン博多の歴史の方が古いんですもん!

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